(出典)自治省消防庁「自主防災組織の活動体制等の整備に関する
調査研究報告書」 (平成8年3月)
消火には燃焼物の除去する「除去消火法」、酸素を断ち切る「窒息消火法」温度
を下げる「冷却消火法」があります。
①三角消火バケツは、内部が幾つかの部屋に分かれています。放水は何回か
に分け実施して下さい。入れる水量は60%程にしましょう。
②水バケツの消火は、バケツリレーで実施します。消火する物に向かい2列に
並びノコギリ刃の様に並んで、バケツリレーを行ないましょう。

③バケツの手渡しは、渡す人がバケツの取っ手部分を持っている時は受取る
人はバケツの柄の部分を持って受取ります。
④水パックは、ポリプレン製の袋で作られています。袋は約700ccの水が入
ります。破れ易いので注意して消火しましょう。
訓練の手順
① 「火事だー」と叫ぶ、または「鍋」等を叩く(集会所での訓練時は割愛)。
② 近くの人に119番に通報(火災場所、火災状況、通報者の名前)依頼する。
③ 貯水タンクからバケツに水を汲み、バケツリレーを開始する。
④ 火元から三角バケツは2~3m離れた所から、通常のバケツは4~5m離れた所から、バケツリレーの水を火元にかけます。
⑤ 空バケツは、空バケツ運搬係が運搬します。
⑥ 延焼する物にも、水をかけて下さい。
⑦ 「火の勢いが」小さくなるか、大きくなるかを判断してください。
⑧ 大きくなる時(天井に届く時)は、その場から離れ、避難してください。
(注)室内での消火は、出口を確認し背中を出口側に向け消火する